2009年10月24日土曜日

 酢は料理にとって、欠かすことの出来ないものです。酢の味のする料理でなくても、少し料理に酢を加えると味に深みが出るなど、「隠し味」によく使われます。
 「あんばい」の「あん」は塩で、「ばい」は梅、つまり酸味です。これは昔、酸味に梅酢が使われていたのに由来します。
 また酸味は、気分のスッキリしない時に、それをなおす作用もあります。酸味のものを摂ると、さっぱりした感じになるのは酸味のストレス緩和作用です。
 他に甘味の強いものを摂ったあと、大抵のものの味はぼけてよく判らなくなります。そんな時に酸味のものを摂ると、そのあと、非常に味がよくわかるようになります。「箸休め」に酢の物がよく使われる由縁です。

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