2013年7月13日土曜日

ルール?

 この世にはルールというものが存在します。法律、憲法、会社の規約などのことです。本来、ルールは誰のために存在するのか?やはりそこに存在する人間などの生き物にとって都合の良いように作られます。というと語弊がありますが、そこに生きている人が納得して自然とそれに従おうと思うものが良いルールかも知れません。どこかの国の偉い人が、自らの都合の良いようなルールを作ったり、過度に厳しいものを国民に押し付けるのでは良いルールとは言えないと思います。私が昔かじった知識の中に酒税法というのがありました。どこかの国で飲酒を規制したもの、これをすると余計に飲みたい人が裏取引で手に入れてお酒を飲んだとか?ルールは基本的にそこに住む人たちのものですから、それは当然そこに住む人たちが納得できるものでなければいけないですね。憲法というのは国家機関などの強大な社会的権力が法律などで国民の権利を規制することを阻止するためにあります。最終の人権の番人が違憲かどうかを審査する最高裁判所でしたか?
そして国会では法律を作成するのですが、そこを国民の代表者である国会議員が務めるわけで当然個人の私益のためでなく国民の意見を代弁するはずです?そうでない議員は選挙で落とせばいいわけですから!ただしこのような国家形態は明治以降に欧米から入ってきたものですから、その昔は村の取り決めとか慣習とかで決めていたと思います。その村の長老がその経験を生かして決めていたかも知れません。(ここは定かではない)本当に欧米流のルール作成方法や契約社会などの考えかたに日本人が馴染むのかどうか?そこが問題です。どんなに世の偉い人たちが、「これに決ったので今後はこうしろ!」といってもそれに順応できない人たちが出るのはしょうがないのではと思います。そこまで規制するとしたら戦前の治安維持法のごとく国自体が間違った方向に行くことを助長する気がします。大勢の力も大事ですが、それに馴染めない少数側の権利を無視するのは危険ではないかと思うのです。バランスというと違うかもしれませんが、多少の例外を残しながらも原理、原則を決めるのであれば憲法に基づく民主主義と言えるのではないか。そしてルール自体が絶対的なものでなく、それを規制する憲法自体も改憲が叫ばれている今日、何を変えてよいのか?悪いのか?についてもっと真剣に議論すべきと思います。会議でも全員一致は危険と思います。賛成、反対意見を出してメリット、デメリットをまずはあげて比較するくらいは必要かもしれません。多数派についたり、勝ち馬に乗ろうとするだけでは、本当の意味での将来はないかもと思います。