2012年5月29日火曜日

易経②

天雷む妄

富もう、豊かになろうとする欲や期待をなるべく省いて、自然に従って生きることがものごとを大きく通じさせます。

む妄の疾あり。薬することなくして喜びあり。象に曰く、む妄の薬は試うべからざるなり。

たとえば風邪を引くことも、体にとっては自然の代謝であって、熱が出るのは体が風邪の菌をなくそうとして働いている結果です。風邪であれば水分をとって寝ていたら、あれこれ薬を飲まなくても快復します。そして免疫力が強くなって健康になります。それがわかっていれば、自然に起こったものごとの滞りを、なにもしないで見守ることができるのです。現代はすぐに薬にたよりますが、薬漬けはよくありません。「薬することなくして」とは、無農薬にも通じます。人間も、大地も、大自然も、元来、良くなろうとする回復力、免疫力をもっているのです。

これを読んで私も現代人の一人と再確認しました。本来は薬を飲まなくても自然治癒力で病気は治るはずなんですね。金儲けのために薬を売ろうとするのは???

原発問題も企業が無理に電力を作り金儲けのために使っていると思わざるを得ません。

2012年5月25日金曜日

易経①

仕事の関係もありよく易経の本を読みます。その中から・・
「易」という字は一字で「変易」「不易」「簡易」の3つの意味があります。
変易とは、「変化」という意味で、この世のすべてのものごと、人も物も自然も、一時たりとも変化しないものはなく、つねに変化し続けているということ
不易とは、「不変」という意味です。すべてのものは変化しますが、その変化には必ず、春夏秋冬の季節のめぐり、朝昼晩という一日のめぐりにみられるような、一定不変の「変わらない」法則性があるということです
易簡とは「易しい、簡単」という意味です。「変易」「不易」があらわす変化と不変の法則に基づいてものごとは変化しているということを私たち人間が理解できたならば、何事もわかりやすくなり、悩みや問題もスムーズに解決し、あらゆる意味で生きやすくなるということです
これが三義ということです。そして易が日本専門薬局でよく言われる三心と関係する?
一占うべき問題について十分考察する(予の心)・・お客さん・患者さんの話をよく聞く。また尋ねて予防と養生の大切さと、判断・決断・油断の三つの断を充分指導すること
一同じことを二度占うな(鼎の心)・・専門家である我々が自信と信念を失うと鼎の心を失う。お客さんも迷ってしまう
一不正な占いはしない(む妄の心)・・自然治癒力を無視して薬を与えない。自分の欲得で薬を売らない。
学んだことをいかに現場の仕事に応用するか?これを考えた人はやはり偉いかもしれません。

2012年5月18日金曜日

味噌力

この前の研修会で紹介されていた味噌力という本を読みました。グラフが多く文字が少なくとても読みやすい本でした。わかりやすく味噌の効用が書かれていました。そういえば私も味噌汁は好物です。何気なく食べているものが本当は健康に良いのですね。確か広島での被ばくの時も味噌を摂った方は助かったとか?