2009年11月16日月曜日

ロコモティブシンドローム

・運動器症候群とは「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になることです。
・原因には、大きく分けて「運動器自体の疾患(変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など。あるいは関節リウマチなど)」と「加齢による運動器機能不全(筋力低下、持続力低下、反応時間延長、運動速度の低下、バランス能力低下など)」があります。
・変形性関節症と骨粗鬆症に限っても推定患者数は4700万人。ロコモは寝たきりや要介護の主要な原因です。メタボは「内臓の病気」で、ロコモは「運動器の障害」が原因です。「ロコモ」と「メタボ」や「認知症」を合併する方も多いという報告もあります。
・ロコモーションチェック
☆片足立ちで靴下が履けない
☆家の中でつまづいたり滑ったりする
☆階段を登るのに手すりが必要である
☆横断歩道を青信号で渡りきれない
☆15分続いて歩けない
・ロコモーショントレーニング
開眼片脚立ち
床に着かない程度に片足を上げます。左右1分間づつ1日3回行いましょう。


ロコトレ:ロコモーショントレーニングLocomotion Training
目的
転倒予防、骨折予防などのために行います。

方法
1)ロコトレ

 自宅でも行えます。日々継続して運動療法を実施することが大切です。
a)ロコトレその1:開眼片足立ち訓練(ダイナミックフラミンゴ療法)
b)ロコトレその2:スクワット(股関節の運動;ロコモン体操)
c)その他のロコトレ
 開眼片脚立ちとスクワット以外にも、いろいろな運動を積極的に行いましょう。
ストレッチ、関節の曲げ伸ばし、ラジオ体操、ウオーキングなどです。

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