2012年10月23日火曜日

認知症

 昨日はある勉強会で漢方の勉強をしました。認知症の話をされましたので少しまとめてみます。
○痴呆と腎精の関係
①腎は諸臓の本である
②腎と各臓器のつながり
○腎の生理を考える
・腎→骨→髄→髄海→脳
・生命力である腎精
・痴呆の実体→腎精と脳髄の虚
○痴呆の病因・病機
①腎精不足 老化、房事過多→腎精不足→髄減少→脳を栄養できない
②痰濁阻竅 脾胃の損傷→脾胃の運化失調→痰湿→清気阻害→脳を栄養出来ない
③お血阻滞 気血の虚、老化、ストレス→お血→脳の気血運化失調→脳を栄養出来ない
つまり、年を取り精力が減退し、胃腸の機能の低下、血の巡りが悪いなどの原因で脳に栄養がいかないこと。
○弁証論治
①気血両虚・・気や血の不足により忘れやすい、疲れやすいなど
②腎虚、腎精不足・・生殖と発育の機能失調により発育の遅れ、早老減少
③肝気鬱血・・イライラで頑固な人格障害、集中力・判断力の低下
④心脾両虚・・健忘、言語、知能低下、鬱状態
⑤痰濁・・表情恍惚、精神抑うつ、無言、独り言
⑥血お・・知能減退、表情呆板
ここまで書いてみてこの内容は専門家にしかわかりませんかな?一般の人にも理解していただける表現を工夫しないといけません。またの機会に続きを書いてみます。

 

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