2012年5月29日火曜日

易経②

天雷む妄

富もう、豊かになろうとする欲や期待をなるべく省いて、自然に従って生きることがものごとを大きく通じさせます。

む妄の疾あり。薬することなくして喜びあり。象に曰く、む妄の薬は試うべからざるなり。

たとえば風邪を引くことも、体にとっては自然の代謝であって、熱が出るのは体が風邪の菌をなくそうとして働いている結果です。風邪であれば水分をとって寝ていたら、あれこれ薬を飲まなくても快復します。そして免疫力が強くなって健康になります。それがわかっていれば、自然に起こったものごとの滞りを、なにもしないで見守ることができるのです。現代はすぐに薬にたよりますが、薬漬けはよくありません。「薬することなくして」とは、無農薬にも通じます。人間も、大地も、大自然も、元来、良くなろうとする回復力、免疫力をもっているのです。

これを読んで私も現代人の一人と再確認しました。本来は薬を飲まなくても自然治癒力で病気は治るはずなんですね。金儲けのために薬を売ろうとするのは???

原発問題も企業が無理に電力を作り金儲けのために使っていると思わざるを得ません。

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