2012年5月25日金曜日

易経①

仕事の関係もありよく易経の本を読みます。その中から・・
「易」という字は一字で「変易」「不易」「簡易」の3つの意味があります。
変易とは、「変化」という意味で、この世のすべてのものごと、人も物も自然も、一時たりとも変化しないものはなく、つねに変化し続けているということ
不易とは、「不変」という意味です。すべてのものは変化しますが、その変化には必ず、春夏秋冬の季節のめぐり、朝昼晩という一日のめぐりにみられるような、一定不変の「変わらない」法則性があるということです
易簡とは「易しい、簡単」という意味です。「変易」「不易」があらわす変化と不変の法則に基づいてものごとは変化しているということを私たち人間が理解できたならば、何事もわかりやすくなり、悩みや問題もスムーズに解決し、あらゆる意味で生きやすくなるということです
これが三義ということです。そして易が日本専門薬局でよく言われる三心と関係する?
一占うべき問題について十分考察する(予の心)・・お客さん・患者さんの話をよく聞く。また尋ねて予防と養生の大切さと、判断・決断・油断の三つの断を充分指導すること
一同じことを二度占うな(鼎の心)・・専門家である我々が自信と信念を失うと鼎の心を失う。お客さんも迷ってしまう
一不正な占いはしない(む妄の心)・・自然治癒力を無視して薬を与えない。自分の欲得で薬を売らない。
学んだことをいかに現場の仕事に応用するか?これを考えた人はやはり偉いかもしれません。

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